ジャニーズ事務所の衰退

先日 東京へ行った時にジャニーズ事務所の前を通りました。今は スマイルアップとなっているようですが 看板もついておらず ひっそりとした佇まい。

色々 再建を模索していますが 一度落ちたイメージは なかなか戻らないと思います。何しろ イメージが売り物の商売です。

思えば タレントに多くの期待を寄せた プロモーションが多くありました。好感度が高いということで 商品やサービスを抱き合わせます。

しかしこのモデルがいいとは 最近思えません。つまり 消費者がより賢くなって自分で選択をする手段が増えたからです。

大手広告代理店などはまだ、有名タレントなどを起用する傾向があり、大企業や行政は今だそちらに傾向しています。

特に 行政の PR 関係については 顕著で県庁などに訪れると有名タレントのポスターがザーっと貼ってあります。おそらく 電通などが タレントを推奨して同じ方 フォーマットが続いているのだと思います。

クライアントとして選ぶ側も判断できないので、まあ それでいいか、ということになります。感覚的な消費者には短期的に受けますが、自己の価値をもつ賢い消費者はそのような PR 手法に興味を持たないというのが現実です。

回りくどい イメージ戦略というよりも ロジック に基づいた 説明の方が有効だと思います。

昨日は JA の主催する 地産地消、国産国消のシンポジウムがありました 。現在の日本の食料自給率は38%で 備蓄は2ヶ月も持たない そうです。 つまり 有事になったら3ヶ月目には日本の国民は飢餓状態に陥ります。アメリカの食料の自由貿易化により日本の産地は致命的な打撃を受け続けています。

おそらくお米も 生産者の高齢化で10年後くらいには食べられなくなるかもしれません。いろんな面で 待ったないという状況で消費者は何も知らずに 安穏としています。

こういったことを 有名タレントに任すのではなく、初期 者目線で動画にしたりSNSを駆使して PR することが大切です。

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