リベラルアーツとは

最近耳にするキーワード、リベラルアーツ。なんだか専門的すぎて嫌な言葉だなと思っていましたが、その意味をよく調べると少し面白い。

自由人として生きるための学問という意味。
元々ギリシャ・ローマ時代の「自由7科」(文法、修辞、弁証、算術、幾何、天文、音楽)に起源を持ち、その時代に自由人として生きるための学問とのこと。
「リベラル・アーツ」はつまり人間を自由にする技ということらしいです。

あ、そう言えば、病んでいる日本には、よいキーワードと思えます。

「自由に生きる技」それは得たい技。
しかし、自由に生きるにも学問が要るのかという言い方もできます。それだけ世の中は複雑で柔軟に生きる技が必要になるのかもしれません。
しかし、そもそも自由って、なんだろうって思います。
何もしないことが自由?誰かに束縛されないのが自由?どこかに行けることが自由?
その価値観も様々だと思います。
そもそも私もサラリーマンを辞めて、自由業として、独立した私も「自由」を一瞬も感じたことはありません。何故でしょう。
それは自由とは単なる幻想だからだと思います。ちなみに、親が病床で仕事や家庭が大変だった時は不自由と思いましたが、そこから解消されても、自由を実感することはありませんでした。あるいは仕事が多忙で徹夜していた時から開放されても暇と感じましたが自由とは思いませんでした。
つまり、自由とは現状の心持ちで変化するものです。どれだけ多忙でも、これは自由に生きていると捉えることもできます。

とれだけ、時間とゆとりがあっても、自由や豊かさを感じることができないかもしれません。

リベラルアーツとは、それらを体系的に、客観的に自分のポジションを認知するための試みかもしれません。それは確かに時代によって変化するでしょう。

フラットにいられるよう、多角的な知性や技術を身に着けたいものです。

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