ゴールデンウィークから1週間ほど東京に在中して主にスタートアップ関連の展示会で情報収集しました。STARTUPJAPANとsushitech2025 です。また夜は 六本木のバーを飲み歩き IT 関連の方々の話を聞きました。その総括をメモしておきます。
スタートアップ界隈では AI 活用のサービスが約80%を占めていました。業務DX 系が3割、マーケティングが2割、専門 テクニカル分野系が残りという感じです。残る 2割はドローンなどのハードウェアや社会課題解決 分野です。一方 寿司 テックでは海外の出店者が多く、オフショア開発や宇宙関連、自然課題解決など広義のベンチャーブースが多く見られました。
10年ほど前までは、生活を便利にするような車の自動運転や、ロボットなどの新技術が多かったと思いますがその分野は凌駕していて加速度的にテクノロジーが発展していると感じました。
特に AI に関しては今までの仕事のあり方を一変させるような事態が身近に迫っています。1年前まではAI が人間の仕事を取ってしまうのではないか?という不安の議論がありましたが、そういった議論はすでに終わっており、すでに転換が始まっています。
例えば ホワイトカラーの仕事がどれだけAI に置き換わるかという問題ですがおそらく半分以上が置き換わっていくように感じます。CHAT GPT などを使えば通常の事務作業といったものであればこの先半分くらいは時間短縮ができると感じます。
AI ができないことをできるようになるのが人の課題と言いますが、これはちょっとナンセンスな発想です。現状は 人のができることを AI に 効率化させ、さらにプラスの可能性を提示してくる状態なので、パラドックス的な 対処的な発想です。
今回の展示会で出店した会社は約900社ありましたがその中でビジネスに結びつけるのは多分5%未満でしょう。展示会というものは そもそもそういったものです。私もそういった中で 2〜3社は次の活路につながるのではないかという会社はありました。しかしながら模索には変わりはありません。なぜ2〜3社なのか?それは仕事の効率化や業務のマッチングといったものではなく、人と人とのフィーリングというものかと思います。出店している会社 ならわかると思いますが、後で記憶に残る人というものは神がかり的なフィーリングのマッチングです。
日中はこうしたビジネスライクなマッチングを試みみる一方で、夜バーを飲み歩き、業界の気の合う人たちと話が弾む機会が多かったのですが、これには一種のルールがあると思います。この人とだったら一緒にできそうかもというような人生観や連帯感です。話は戻りますが AI と人が異なることは、こういった人との繋がりが生み出す原動力に価値があると思います。
大きく仕事が様変わりしそうな中で柔軟に社会に適用するために何に価値があるのか見極めるということが大切だと思います。もしかして、今までとても無駄な仕事をしていて目を瞑っていただけなのかもしれないので。