行政の仕事で保育士を養成するための動画の撮影に保育園に行きました。
どうやら保育士の人手不足のようで魅力を発信するための施策です。
保育士の一日の生活を朝から夜までを密着して取材しました。
仕事で保育園さんには何回か行くことはありましたが30分1時間で帰っていました。
今回は丸1日密着です。
正直驚いたというのが本音です。
多くの子供たちの面倒を見るのに秒単位で動かなくてはいけません。しかも子供達は全く意思疎通ができないような未就学児から年長さんまでコミュニケーションのスキルが違います。
言い方は悪いのですが動物園で性格の違う大量の動物を飼っているようなものです。動物と違って人間の子供はすごくデリケートですしかも一人では何もできないという子どもたちです。
朝から夜までお祭り騒ぎのような忙しさです。しかも責任という重圧は一人一人の保護者からも課されています。
もちろん家庭ではできないようなしつけや食事を与えるといった基本的な事もかなり委ねられています。
僕も子供二人を保育園に預けていた時期がありましたがこういった現場を見るのは初めてで、改めて保母さんの役割の重要さに気づかされました。また保護者の朝の送り迎えの慌ただしさ、そして仕事に行く時のタイトなスケジューリングも。
あーこの人たちは日本の未来を支えている聖職だなと思いました。
やはり仕事が続かないというのはこの労働に対して対価が少ないことかと思います。
もしかして小学校や中学校の教育よりも大切な時期かもしれません。
小さな子供たちの眼差しを見るとあらゆる情報を吸収している。
政治家の皆さんは忙しいかもしれませんがこういった状況を朝から夜まで見続けるというのも大事かもしれません。