福祉自助具の開発をしています。北陵高校さん主導の産官学連携で、石川県工業試験場デザイン開発室さん、石川県リハビリテーションセンターさん、金城大学さん、石川県がん安心生活サポートハウスさん、ホリ乳業さん、そしてヨシタデザインプランニングと行っています。
テーマは「ヨーグルトの蓋を開けやすくする」自助具です。実際にがん患者さんから意見を聞き、プロトタイプを使って意見をもらい反映していくという本格的な活動となっています。
学生が患者さんから丁寧に意見を聞き、形にしていくという作業はとても意義のあることだと思います。参加される企業団体さんは本当に親身になって取り組んでいます。各自の存在意義を認識してがんばっておられます。
ただ産官学連携が単に授業で終わらせるか、世に実際に評価してもらうかは大きな分かれ目。
現実社会は非常に規定や条件が多い。しかも評価は生物(なまもの)で使いよければ普及するというものでもありません。コスト政策やチャネルやマーケティングも必要になります。
ものづくりを真剣にやって、その過程を体に刻むというのはよい学びだと思います。
それを一皮剥けて市場に受け入れてもらう努力があると、さらに成長につながると思います。これを研究にとどめず形にして世の中の役に立てればと思います。