蒔絵とハーレーのタンク

昨年、ご近所の蒔絵師の方ととあるご相談をしました。伝統工芸である蒔絵をハーレーのタンクにアレンジできないかとのこと。

実はすでに実証塗布をしていたのですが、それから積載することはできなかったようです。私もバイク好きなので、知り合いのライダーや、近所のハーレー販売店で古い型のハーレースポーツスターへのタンクへの設置を試みました。

しかし、すでにこの形式のフレームは存在せずに、かなりのレトロ市場で探すしかないとのこと。

バイクには種類によって文化があります。ハーレーは大陸的でおおらかな感性、ヨーロピアンバイクはトラディショナルで繊細。

何れにしてもそれらと少しハレーションを起こすデザインがカッコよく見えるものです。

蒔絵は漆を何層も使い、金蒔絵(まきえ)と螺鈿(らでん)と呼ばれる貝などを組み込んでいく古来の芸術品です。この日本的なアートをモダンな生活道具と組み合わせることで新しい価値が生まれると思います。

今回はうまくできませんでしたが、どこかのタイミングで現代ライフスタイルとのマッチングを図ってみたいと思います。

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