暇と退屈の倫理学 著者:國分功一郎 を読みました。最近は経営書から倫理書を読むことが多くなってきました。
この本は、暇とは何か、退屈を何かという概念を原始時代から遡り検証していて、現代人の生き方に提案をしています。
退屈には3タイプあるそう。
第一形式の退屈 突然時間があまり何かしなければならなくなること。例えば、電車が来なくて急に暇になり、なにかする。
第二形式の退屈 何をしても退屈に感じること パーティーがつまらないなど。
第三形式の退屈 毎日なんとなく退屈 気晴らし出来ない逃げられない日常的な空虚。
第一と、第三は、暇に耐えれないという意味で、奴隷現象の裏返しで良くないらしい。
あと、暇とは、暮らしが豊かになって、時間ができて、その、時間をどうやって潰すかを考えることらしい。その潰しかたを様々な商業活動で埋めていくのが現代だと。
確かにそう思います。
安易に時間を潰さず、価値あることで過ごしたいと思います。時に、何もしないことが快適になるように。