リクルート対策で動画を制作したいとかホームページを作りたいという話をお伺いします。会社のイメージを高めたり、会社の業務内容を紹介したりということではありますが注意すべきことが2点あります。
1つは現実に忠実であること
過度に飾り立てたり、現実 以上にイメージを高めないということです。就職する方は会社に理想や期待を描きます。ところが現実はそのようでないことが多い。そのギャップを最初から広げてはいけません 。それが入社と同時に退職してしまうというケースにつながるからです。ありのままをありのままに表現する、そこが正直さや信頼に繋がります。これは仕事や会社の姿勢にも通ずることです。
2つめは働いてる人が主人公であること
会社の理念やポリシーばかりを提示していては、押し付けっぽくなり今の若者のスタンスには合いません。あくまで働いてる人の本音や、いいこと悪いことをさらけ出すということが大事だと思います。よく先輩方の声というコラムがありますが、いやいや 誘導尋問に近いようなコメントが記載されているのは要注意です。
私が提案してるのはドキュメント型のリクルーティングビデオです。定型的なシナリオではなく現実をありのままに取材するタイプ。いわばYouTube 型 と言えます。フラットでありながら現実の空気感を伝えることに重きをおきます。72時間 という NHK の番組がありますが、 空気感を切り取っていると思います。人間味を引き出すようなイメージだと面白いと思います。
最近の若い方は現実を見る選択眼が鋭いと思います。
そこを正視する必要があると考えています。