自民党総裁戦について

自民党総裁について9人の候補者が乱立された。一人ひとりの党院は、過去の思いを集約すべくこの党首選に臨んでいる。
私なりに候補者の感想を記録しておく。 まず先頭に立っている小泉進次郎氏、物言いは率直で明瞭な言葉遣いではあるが、政策断行能力についてはやや経験不足なところがあるかと感じる。ただ管さんをはじめとしたキングメーカーとしての取り巻きは堅牢だ。しかも若くて顔がいい。軽率なようだがそれは大きなファクターである。
一方で、私が期待するのは、茂木 敏充氏。茂木氏は栃木の小さな町の一般家庭から東京大学、丸紅、ハーバード、マッキンゼー・アンド・カンパニーとキャリアを積んできた叩き上げだ。その心情は、政策立案のへの探究や学びの人生であったと思う。
グローバル社会においては、商社のキャリアを生かし、戦略では、コンサルティング時代の民間経験を生かすことができる。華やかな経歴とは言え、1本スジが通っている。 そして、自民党幹事長と言う役職は、まさに参謀としての経験を生かした結果であり土台であったと思う。
国家もひとつの企業とみなしたならば、健全な財務戦略、国際競争に打ち勝つ明瞭な戦略も必要。 ビジョンや公約も大切だが、冷静に周辺環境を判断し、日本と言う小さな船を舵取りしていく必要がある。
公約の1つに政策活動費の撤廃がある。これについては慎重論があるが可能であると明言。企業であっても公費と私費はわけられていて透明化が義務付けられている。国に関しても同様かと思う。
いずれにしても、派閥の力が作用するこの党首選。いびつな力学が働かないよう期待したい。

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