デザインで未来を豊かに

デザインで未来を豊かにする、このキャッチフレーズはいかにも偽善的です。ふわっとしていて 具体的ではありません。この言葉に秘められた思いを詳しく説明してみたいと思います。

人はいろんな能力を持っていたり可能性を秘めていますがその可能性を表出できないことが多いと思います。つまりコミュニケーションや表現力がないために力を発揮できないということです。

あるいは、人でなくても、商品では品質が良くてもデザインが難解だと魅力が伝わらないかもしれません。

道路の案内看板が不親切だとスムーズに目的に辿り着かないかもしれません。

広義では、間違った敎育や教科書では子どもは健全に育たないかもしれません。

世の中はこのようにいろんな可能性を秘めていますがコミュニケーションデザインによって未来を開拓することも、毀損することもできます。

そのような中で、健全な未来志向のマインドづくりは大切だと考えています。未来を豊かにという想いは、視線を人に落とすと、一人ひとりが生きがいや心の豊かさを感じて生きることができる、と言うことです。

形だけの見せかけのものではなく、人が笑顔になれるようなサポートです。年末の忘年会でスタッフに言ったのは「世界一腰の低いデザイン会社」でいること。人を支える会社であることです。

遠くを見る前に足元を見る。大勢を見る前に、目の前の人を見る。そんな姿勢で来年も取り組みたいと思います。

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