トリムというと、昔のラジコンのプロポ(操作機)についていた、ハンドル角やモーター出力を微調整する小さなダイヤルを思いだします。これがあると大雑把な設定の後に細やかな調整ができるので安心できます。
トリムを効かすとは、微調整をするということ。
おそらく、飛行機や船でも似たような機能が備わっていると思いますが、ちょっとした角度でも、大きく進路に影響してくるので、実はとても重要な役割を担っていると思います。
商売においても同じことが言えると思います。ちょっとした心遣い、挨拶、細やかな作業、気付かないくらいの小さな判断が大きく影響してくると思います。
また、運転中でも微調整することが大切です。社会状況により営業体制を変えたり、競合によってメニューを変えたり、時には人のアドバイスに声を傾けたりすることも必要です。
残念ながらひとつの仕事を同じようにやり続けるのは限界があります。また、同じことをやり続けるのは衰退の一途を辿ることになります。
常に微調整。
トリムを効かすことは商売にとって重要なことです。