先日 白山ふもとで羊を飼育している山立会が主催されたアイデアソンに参加してきました 。山立会さんはお付き合いも長くなりデザイン面でお世話になっています。
金沢工業大学さんや県内の大学、企業などが参加されて学生から社会人まで多様な顔ぶれで意見交換がなされました。
金沢工業大学里山バイオラボの相良純一准教授が講義の中で興味深いお話の一つありました。
「生態系と言ってどんなイメージをお持ちですか もしかして三角形のピラミッドを想像されていましたか?」
そうそう私はやはり小学校の頃習った三角形のピラミッドで頂点は人間やライオンなどが位置する図を思い出しました。
でも先生の話によれば それは間違いで人間を主観にした捉え方 だそうです。個々の動物にとっては ピラミッドではないのです。
そのベースになるのは微生物や菌や目に見えないような生物の細かな連携によって成立しているというのです。
この観点から言うとSDGSも人間を基軸とした概念ということでした つまり 人間のために自然があるという捉え方です。
自然と共生するというのではなくて、自然の中に人間がいるという捉え方をしないといけないそうです。
なるほど人間は常に人間を主軸に考えてきた生き物です。もう少し視点と言うか視座を広い目で持つ必要があるのかもしれません。
今回は 里山保全とビジネスという2つの視点がありましたが、まずはそういう意識改革からしないとうまくいかないのかもしれません。
小さな気づきを得た ワークショップでした。
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