コロナ対策として始まった金利ゼロ 無担保で始まった 融資も2023年から返済が本格化しそうです。
中小企業については2社に1社が借り入れを起こしている状況があります。約50%の企業がこれから返済が始まり、コロナが明けとはいえ、景気が回復してるとは言えない状況においては非常に厳しい状況が訪れます。
弊社は何とか借り入れを起こさず切り抜けることができましたので逆に今からは比較的安泰な精神状況にあります。
そもそも私は世の中に対して希望的観測を一切持たないようにしています。つまり今がチャンスだとかそういったことすら思いません。予測とは常に不確定なものだからです。たとえ 80%成功すると思っても20% 失敗することを重視します。仕事はギャンブルではないからです。
それよりも今日明日の小さな信用を築くことの方が重要だと考えています。
この仕事初めて27年になりますが 無借金経営を続けることができています。もちろん高収益というわけではなくて最低限の 維持コストで続けることを重視してきました。
さて、これから夏にかけてコロナの返済を、借り換え融資という形で付け替える動きが出てきてます。これはいわば借金の上塗りのようなものです。
いつになっても問題は解決しないのです。だからと言って抜本的に事業転換をしたり 無謀な売り上げを上げるということはさらに危険度を増します。
今進められている事業転換で成功する確率は5%にも満たないと思います。それを推し進めること自体ナンセンスであるということを自戒しなければいけません。これは国の体質や責任もあります。
これから国に頼らずもっと地道に足元を見つめ 堅実な経営をすることが求められると思います。本業の延長線でのパラレル展開であれば検討の余地があると思います。
弊社は デザイン業 という非常に形の見えづらい仕事をしていますが、本質を明瞭化して堅実な経営を支えたいと考えてます。