スシローペロペロ事件について

最近 SNS の炎上ネタが多いが、改めてこの事件の性格を考えてみた。

高校生が回転寿司につばを付けて人の迷惑になるようなことをしたこと、これは社会的に犯罪に近いものだ。

しかし、高校生、特に SNS に関しては遊びのように使っている世代に対しては果たして善悪などあったのだろうか。(加護するわけではない)

自分が高校生時代はそのようなスマホはなかったからそういう事件には発展しなかったが、じゃあ自分がその時代にスマホがあったとすれば、ふざけてもしかしてやっていたかもしれない。もちろん道徳的な観点はあったと思うがゼロではないと思う。

それだけ SNS 投稿が空気のように日常化しているという証かと思う。

もちろん道徳教育や社会のルールというものは現代は確かに教育されていないと感じる節はある。

しかし昔もそういうヤンチャな子供たちは一定数いたはずだ。

問題はこの拡散するという社会の生きづらさである。

さらに、視聴者はまるで週刊ポストを見るように興味を持ち色んな意見を騒ぎ立てる。つまり暇だからそれを娯楽として楽しむ閲覧者が多いのも事実だ。

ビジネスをやる側にとってはとてもデリケートな問題だ。

有名な企業でもそのようなリスクに常に晒されている。

これは日本特有の文化だと思う。このようなネタが炎上しやすい国民性であると感じる。この件に関して正義が何かということを議論することが好きだ。

そもそも正義などどこにもない。

このような事件はさっさとカタをつけて世の中に広がらないことの方が社会のためだ。

こういったことを放置しておけないと言って、また様々なくだらない法律ができたりする。

悪人を出さないために国や法律で責任を取らせるという仕組みが出来上がる。

これは変な連帯責任の拡張であり日本が一番歩んではいけない道だと思う。行きづらく自分の首をしめることに繋がると思う。

目次