会議で意見が割れて、結局多数決で決める場合。結局、6:4とか微妙に割れて、決まった後もどちらも、もやもやすることはあると思う。
これは選挙みたいなもので、各人の価値観が異なり、個人の主観で決めてしまうので、組織にとってはベストの結果ではない。
民主的とはいうが果たしてそうか?
むしろ、間違っているかもしれない。
何かの決断をするときは、ある目標を達成しなければならないという命題があるが、その手法はあくまで推測でしかない。
であれば、意見が割れないように、情報を精査して判断しチームひとつとして活動するほうが力を発揮できる。
ところが、企業では、だれもが人の対立を避けるため、あるいは説得したり、ネゴシエーションをしたり、稟議資料に時間をかけたりして、膨大なコストと時間を割く。
これは仕事のための仕事で無駄な時間である。
では、この仕組みや基盤を変えるにはどうすればよいか。
それは、チームを3名くらいまでに絞り込むことだ。
決済チームは2〜3名。あとは実務チームを付加する。
2〜3名であれば大きな目標のずれは生まれず、しかも派閥にならない。しかも決済が早い。
大きな組織や決断が重要なものほど、多人数で責任分散しようとする。これが癌だと思う。
重要な決断こそ少数で。そう思う。