子どものワークショップを続けてもう10年以上なります。いずれもボランティアです。(材料費を頂く場合はありますが)
このような活動をしていると、偽善者であるとか、会社への落とし込みやイメージ戦略だという人がいます。
でもそれは間違いで、そもそもそんなことで仕事になるとは思っていません。
子どもへの教育は見返りのない活動ともいえます。長い目で見れば林業で植えた苗が100年後の林業を支えるようなもので、次代への還元かもしれません。
子どもは小さなころから、社会のレールに導かれることが多くなったと思います。この傾向は社会が高度になるにつれより早い段階から始まっています。
つくる楽しみを伝えるのは、単純に絵を上手く描くとか、ものづくりを上手にするためではありません。自由にハンドリングする感覚を知ってもらうためです。
なので間違いという概念はありません。手応えを体験する場所、それを自分の人格や存在として認識してもらうことを目的としています。