クライアントのパッケージデザインの相談を受けていて、よくOEMへの対応について迷うことや、岐路にぶつかることがあります。
●A 製造メーカーの立場
取引の販売を受け持つ相手が、独自のブランドイメージや販売チャンネルに合わせて、パッケージデザインを変更して販売したいと考える場合。
メーカーにとってのメリットは、販売努力をしなくても、売れていき安定収入が得られる。デメリットとしては、剥離になり販売コントロールが困難になったり、自社ブランドの独自性が失われる。
●B 販売専業者の立場
製造メーカーの商品品質を生かしつつ、販売戦略や売り方に注力して販売したいと考える場合。
メリットとしては、顧客に近いため細かなニーズを汲み上げたマーケティングができる。デメリットとしては、取引要件によっては在庫リスクが発生したり、安定かつレスポンスの高い仕入れ先でないと信用が築けない。
で、お互いの強みや弱みを補完するという点ではOEMはメリットがあります。では数十年という長期的な安定成長を目指した場合はどうか?
その場合はメーカーの思想やブランドポリシーがしっかりしていた方が安定するのかと思います。それはアップルコンピューターを見て伺うことができると思います。
ブランドとは信念なのかと思います。
これは、私が個人で考えていることではなく、様々なブレーンに聞いたり経験したりしたことのおぼろげな答えです。
では私の仕事とは何か。
そのブランドを作るお手伝いをすることなのかと思います。