アマゾン創業者のジェフ・ベゾスのInvent & Wanderを読みました。
ポイントは長期投資と、徹底した顧客重視の経営が貫かれていること。
要約すると、なるべく早く安く質の良いものを顧客に届ける、
その為にはバックエンドで巨額のオートメーション工場所が適切な場所に必要となる。
そのような考え方です。
その中で、私たちが疑問に思うのは、価格を下げ続けると、供給側の負担が上がり、商品の質が落ちるのではないか?という疑問。
つまり、安かろう悪かろうになるのではないかと。
ベゾス氏は答えます。顧客は安くて質の良いものを求めている。
質が良くて安ければよいのです。当たり前と言えば当たり前。それが難しい。
Amazonプライムで、送料無料にしたときに、どう考えても赤字になると試算したそうですが、長期では信用に繋がると判断し断行したとのことです。
そんなの、大企業だから言える言葉だろう、
そう思うのが一般的ですが、
小さな改善を積み重ねることができたので、大企業になったというのが正しいのでしょう。
日本的に言えば、見えないくらい小さな思いやりの積み重ねと言えるかもしれません。