ブランディングの誤解

ブランディングをしたい。

そんな言葉が独り歩きして、ともすれば、デザインや見栄えやロゴを変えれば業績が上がるという解釈をされる方も多いと思います。

でもちょっと待って下さい。

そもそもブランディングとは、モノを識別するために付けた印です。

1860年代、西部開拓時代にカウボーイが放牧している牛に持ち主を見分けるために、焼きゴテで牧場の印を付けていたことから普及したと言われています。

語源は更に古く8世紀スカンジナビアの古ロルド語「brandr(ブランドル)」が紀元らしいです。

で、

ブランディングが成功するとは、どういうことか。

それは、卓越した商品やサービスをまず作る、あるいは既にあるということです。

スタートは人に役立つ本質的なサービスです。

それを判別しやすくするために、マークをつけるのです。

逆ではありません。

マークを作ったから売れるのではありません。求められるのはあくまで、サービスの質でありビジネスモデルです。

とはいえ、そもそも新しくサービスを作れる人や会社はそうはありません。

だから、今のサービスのコアな価値を見極めて、選択と集中を行っていくのです。

何が価値なのか、冷静に見つめ直すのです。

私たちがブランディングの作業を行う前にすることは、ヒアリングや現地調査を通じてとりまくマーケットを調べること。

宣伝にお金をかければ良いというものではありません。個人、会社、団体など、体力に見合った手法があると思います。

ブランディングは二人三脚で行うもの。そう考えています。

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