マイクロアイデアを形にする

成熟した日本においてどのような素晴らしいビジネスアイデアでも、事業計画でもなかなか成功するとは考えづらい状況になってきました。アイデアはいろんな人が考えています。そしてその中でも何人かが実行に移しますが 、それでもなかなか消費者に届くことはありません。戦いは SNS や WEB の戦場になっていますが、その戦いもレッドオーシャンとなりつつあります。更に世の中の人は AI を使ったり最短の道を選びたいと考えています。

このような情報の戦争の中で、便利になる一方で、人間は逆に情報から離れ、心の安らぎを求めているかもしれません。それはアートであったり文化であったり個人の趣味であったりします。

ビジネスと遊びは、相反しています。例えば仕事とプライベートと分けたり、ワークライフバランスと言ってみたり。しかし、この分け方は仕事がつまらないものと定義した発想です。

充実した仕事は楽しく没頭することができます。興味のあることや得意なことはそれ自体が楽しいものになりますし、気の合う仲間であればその時間も楽しいものです。

ここで大切なのは気の合う仲間であったり、没頭できる仕事であることです。それが、頭を回転させて良いアイデアが生まれたり、活力になるのかと思います。昭和の時代は前に進むしかなかったので、選択の余地無く働いていたと思います。令和の時代では選択肢が多いですが、その中で楽しめる仕事を優先した方が幸せに繋がったり新しいビジネスが生まれるのかもしれません。気の合う仲間と小さなアイディアをたくさん 形にして世の中に発信する、そういった マイクロアイデアをつぶさにやっていくことが良いのかもしれません。

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