ネット広告にだけ頼ってもダメな理由

最近ネット広告や動画についてのセミナー講師を依頼されることが多い。

時代の流れでやはりネット広告が重要だと皆さん考えているようだ。

弊社もネット広告を始めて5年以上になると思う。

Yahoo や Google や YouTube や Instagram など様々なネット広告を試してきた。

ネット広告だけにターゲットに対して時間帯を区切り、地域を区切り的確にリーチすることはできる。

お金を払えばそれなりに目的は達成することができる。

ただし考えてもみてほしい皆さんがよく目にするネット広告をクリックしてみたことがあるだろうか。

ほとんどなく、中には1000回に1回くらいクリックしたかもしれない。

多くは面倒なものとか厄介なものとか思い直ぐにするしたいと思う。

そのくらいマッチングするのは難しいことだ。

まるで古い友達が急に電話をかけてきてねずみ講のような商品を売られる気分だ。

ところが検索連動型の広告というものはまた別である。自分が一度検索したキーワードに対してあるいは見た商品に対して何度もリピートされ表示されてしまう。

これは物を売るサービスとしては若干効果がある。

ただし Amazon やネットショップで見たものに対してのレコメンド機能だ。

選ばれるということは数十万点の中から既にその人の嗜好が現れているということである。

趣向と商品とのマッチングそれはやはり数十万分の1の確率である。

では伝える効率とは何か。

それはやはり求められるサービスや物を提示することである他社にはなく消費者の心を読み取ってあげるサービスである。

本当に欲しいものを与えてあげるそういった感覚。例えて言うなら親しい人に何かをプレゼントしてあげるときのその選ぶ苦労だ。

つまりその人が普段何に興味があってどのようなものを欲しいと思っていることか緻密に分析しないと伝わらない。

まごころは1日にしてならず。

なんとなく理解していただいただろうか。

ネット広告がいかに顔の見えない人に対して何かを届けようとしているその途方もない技術であることを。

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