仮想空間で生けるデジタル生け花。重力の制約なく自由な造形が可能です。
室町時代に成立したいけばなは、社会の変化に応じた花形を創出しつつ、多くの人々に受け入れられていきました。かどう華道は、植物のみや、植物を主にその他様々な材料を組み合わせて構成し、鑑賞する芸術ですが、「花道」とも表記し、またいけばな(生け花、活花、挿花)とも呼ばれます。 華道には様々な流派があり、様式・技法は各流派によって異っています。
デジタル生花は現代の生花として、子供から大人まで、造形の楽しさやクリエーティブを引き出すことを目的に、デジタル技術を駆使したアートを創出するものです。生花と異なり枯れず、ネットワークに乗り海外の方にも楽しんでいただくことができます。
デジタル生花という分野において、多様なクリエーター、既存流派を問わず、取り組みへの参画をお待ちしております。
●参考 現代の生け花の流派
池坊(いけのぼう)開祖・池坊専慶が京都の六角堂池坊の僧侶だったことに因む
いけばな京花傳(いけばなきょうかでん)
五十鈴古流(いすずこりゅう)
伊勢草木藤野流(いせそうもくふじのりゅう)
一葉式いけ花(いちようしきいけばな)
小原流(おはらりゅう)盛花(もりばな)を考案した小原雲心(おはらうんしん)を祖とする
御室流(おむろりゅう)御室御所「仁和寺」を家元とする流派
梶井宮御流(かじいみやごりゅう) 梶井宮「三千院」を流祖とする流派
華頂流(かちょうりゅう)
桂古流(かつらこりゅう)桂宮家華務職を流祖とする流派
華道瑩心流(かどうえいしんりゅう)
華道遠州(かどうえんしゅう)江戸後期のマルチアーティスト・茶人の小堀遠州を祖とする
華道表現派(かどうひょうげんは)
華道高野山(かどうこうやさん)
華道日本未生(かどうにほんみしょう)
紀宮花山院流(きのみやかさのいんりゅう)
光輝流(こうきりゅう)
広山流(こうざんりゅう)
光風流(こうふうりゅう)
古流理恩会(こりゅうりおんかい)
古流かたばみ会(こりゅうかたばみかい)
古流松應会(こりゅうしょうおうかい)
古流松藤会(こりゅうしょうとうかい)
嵯峨御流(さがごりゅう)嵯峨御所「大覚寺」を家元とする流派
翠月古流(すいげつこりゅう)
青山御流(せいざんごりゅう)公家の末裔、園家(伯爵)により相伝されている流派
正風華道 (せいふうかどう)盛花、千変万化を特徴とする流派
石州流華道(せきしゅうりゅうかどう)
専慶流(せんけいりゅう)
洗心流(せんしんりゅう)
相阿弥流(そうあみりゅう)
佐々木流(ささきりゅう)
草月流(そうげつりゅう)
月輪未生流(つきのわみしょうりゅう)皇室の菩提寺「泉涌寺」を家元とする流派
日新流(にっしんりゅう)
日本心華道(にほんしんかどう)
日本生花司 松月堂古流(にほんせいかし しょうげつどうこりゅう)公家の末裔、植松家(子爵)により相伝されている流派
八代流(はちだいりゅう)室町幕府第8代将軍足利義政を高祖とする流派
花古流(はなこりゅう)
未生流(みしょうりゅう)
未生流笹岡(みしょうりゅうささおか)
都古流(みやここりゅう)
都未生流(みやこみしょうりゅう)
雅(みやび)流(みやびりゅう)
山村御流(やまむらごりゅう)山村御殿・圓照寺を家元とする流派
容眞御流(ようしんごりゅう)
龍生派(りゅうせいは)